マウンテントライクの販売を始めて、お陰様でちらほらと、問い合わせや試乗の申し込みが入るようになってきました。事業を開始するにあたり、マウンテントライクの運搬や修理をひとりでも対応できるかは、正直心配で、これがクリア出来なければ人件費的に大きなマイナスになると思われました。
また、ひとりで自由に、思い立った時にマウンテントライクで自然の中へ出かけられるかどうかは、私にとっては大きな問題で、気持ちの上では雲泥の差となるものでした。
幸い両手に障害は無いのですが、体幹に障害が残る私は、両手で重いものを持ち上げることが出来ません。車の運転は自由にできますが、マウンテントライクを荷台に乗せることは、私にとっては簡単なことではありませんでした。なので、マウンテントライクが届く前からあれこれアイデアを頭の中で膨らませていました。
まず実践してみたのは、ロープを使った積み込みです。登山用ザイルに登山用のプーリーを組み合わせて、同滑車の原理で2倍の力を発揮できるシステムを作ってみました。
ロープを引く手元には、アセンダーを付けて、ロープをピンと張った状態をキープできるようにしたので、片手でも休み休み、少しずつ引き上げることができました。プーリーやカラビナも、アマゾンでとても安価に手に入ります。
手順を写真に撮ってみました。
マウンテントライクはバックの状態でスタンバイ 後輪を持ち上げて荷台の上に。カラビナをかけます。
ロープを引いて少しずつ持ち上げていきます。 ここまで引き上げれば、軽くなります。
後ろから見るとこんな感じです。 リアハッチはこれで閉めています。ショボい・・
いつもこんな感じでマウンテントライクを積み込んでお出かけしています。
車に特別な改造もなく、費用もとても安く済みます。電動リフトのような高価なものを付けなくても、自分でマウンテントライクを積み込むことが出来ます。
マウンテントライク自体は20㎏程度なので、体幹の筋力がある方は、このような装置を付けなくても自身で積み込んでいますが、体幹に障害があっても(一番はお金がなくても)ひとりで積み込みが出来ますよ。
滑車のアンカーを取る場所を工夫すれば、他の荷物も持ち上げることが出来そうなので、今後は、リアゲートのヒンジ付近に、インプルナットを使って滑車を吊るすアンカーを取ってみようと思っています。
さて、次はどこに行ってみましょうかね。