長いことブログの更新をさぼっていました。
観光協会での仕事や、他に時間を使うことも増えてきたのもありますが、最近フル電動のFireflyでの出動が多くなり、どこかサボっている感があたったのと、道路交通法にマッチしないという点が心のどこかであって更新しなかったという理由もあります。
マウンテントライクでえっさこらと自然の中を走るのは、それはそれで楽しいのですが、やはり「今日は頑張るぞ!」的な気負いと準備が必要で、身体の痛みが強い日には躊躇してしまうこともありました。
それに比べてFireflyでの移動は、思い立ったらいつでもGO!が可能です。車にも常時積んであるので、時間もかからず、到着した場所でもすぐに車から降ろせる。そして目的地が長い坂の向こうであっても、全然気になりません。
移動時間も、マウンテントライクでは歩く速度を出すには相当の腕力と持久力が必要ですが、Fireflyでは歩いている人と一緒に、手助け無しで同じペースで移動することも簡単です。
運動じゃなくてもいいじゃない。こんな気分を気軽に味わうのもアリですな。
やはり腕と足の力、また自給力の差は大きく、健常者の頃のマウンテンバイク感覚ではマウンテントライクは操れません。Fireflyのママチャリ感覚の方が便利なシチュエーションは多いのです。
なら割り切って、どんどんFireflyでお出かけした方が、外出の機会も増えますし、今回、爽快な自転車感覚を味わうことが、車椅子利用者にとってどれだけ欲していることで、かつ便利な事なのかを再確認できた気がして、気兼ねなくお勧めできることだと思いました。
Fireflyは観光に便利!街歩きが楽しくなります。
Fireflyの問い合わせは、日に日に増えているので、やはり皆さんの関心の高さはあるのだと思います。
ネックになっているのは道路交通法であることもわかります。
でも、意外に道路交通法の適応外のシチュエーションは沢山あり、遊歩道ぐらい整備されたところなら十分に走ることが出来ますし、キャンプ場やフェス、公園、テーマパークや郊外の大規模店舗など、いろいろな所で使いましたが本当に便利で役立つものでした。
既に大都市で使用されている方も沢山います。
私たち車椅子利用者が各自の障がいに合わせて、自分が使いたいと思うものを世間にアピールしてかないと、いつまでたっても本当に便利なものが広まることはありません。
都市部で使用されている方々には、周りの交通事情にマッチさせて一般の歩行者に迷惑にならないように使って頂いています。グレーゾーンでフライングかもしれませんが、そうすることで、世界の車椅子事情を日本の方々にも理解して頂くことになると思っています。世界で電動ハンドサイクルが認められていないのは日本だけですから(笑)。早く現状に合わせて改善していく必要があります。
都市部で使用しても、他の歩行者へ迷惑をかけているとは思えません。
TOYOTAさんが最近電動コミューターを発表して、Fireflyと同様の後付け電動アシストを発表して、HCRでも話題になっていましたね。日本でもやっと電動ハンドサイクルの優位性が認められてきたという事です。あれも時速6kmに抑えてありましたが、全長は現行の道路交通法の全長120cm以内には収まらないはず。
また、最近社会実験で電動キックスクーターの実証実験が始まりましたね。
必要で社会のプラスになることは、法律より先に産まれてくるものです。何のための法律なのか再確認していく必要があります。
個人としては電動ハンドサイクルは軽車両として自転車と同じ扱いでいいと思います。ですが、時速6㎞以下での歩道の走行も特別に許していただければ、車椅子利用者の利便性は飛躍的にアップしますし、実際の安全な使用に当てはまるものだと思います。
業界の中でもコンプライアンスを重視するあまり、業界として世間にアピールすべきことを忘れて、障がい者目線で製品を開発することを放棄してきた結果、世界との差が大きく乖離してしまったのだと思います。
なのでもう待っていられません。
みんなで本当に使いたいもの、必要なものを車椅子利用者自らアピールしましょう。
障がい者自ら、世間にしっかりと説明する必要があるのではないでしょうか?